2014年 06月 08日
NEWS23に取材されました |
NEWS23では、地域で雇用を生み出す新たな形での林業を紹介する。
東京都南青山のカフェは地獄組みという伝統技術を使って作られている。製作した世界的建築家の隈研吾は「日本の木造建築は飛躍的な進化を遂げている」と語った。木造建築での大型商業施設や5階建ての木造ビルも建ち始めている。三井ホームの宮永隆主任は「木造の建物でも都心部で建てられるともっとアピールしていきたい」と語った。国は「木材利用ポイント」の導入や2017年をメドにCLT実用化するなど林業の再生に力を入れている。映画「WOOD JOB」の主人公が林業を始めるきっかけとなった「緑の雇用」事業は林業の担い手を育成する国の取組みのひとつだ。
俺は高知県佐川町で林業を学んでいる。
今の林業の主流「大規模林業」はハーベスターなどの高性能機械が必要となり高コスト体質になっている。
俺が学んでいるのは「自伐型林業」と言われる、低コストで小規模な林業だ。「NPO法人土佐の森・救援隊」は「自分たちでコツコツやる分には十分これで木材は出てくる」と語った。
佐川町、仁淀川町、いの町では6人だった林業従事者が5年で50人に増えている。
堀見和道佐川町長は「森林組合の取組と合わせて自伐型林業が根付いていくことで、国全体の林業としての産業がこれから成長できるんじゃないか」と語った。
みんながワクワクするような森業!が大事。中身なんて大事じゃない。入った仲間で形が変わっていくのが大事。そして、形を変えながら継続することが大事。 .
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■TBS/NEWS23
過日、TBSが都会から林業に飛び込んできた若者(佐川町地域おこし協力隊の佐瀬耕二郎氏)の取材に東京から高知県佐川町にやってきました。
特集番組は「NEWS23」で、5月21日の放映でした。
収穫期を向かえた木が年々増えているのに、国産材の価格は右肩下がり。林業は儲からないとして、担い手も減ってしまった。話題の映画「WOODJOB!」で主人公が林業を始めるきっかけとなった緑の雇用事業も林業の担い手を育成する国の政策の1つ。そんな林業で、地域に雇用を生み出すヒントが高知県にあった。
3カ月前、東京から移り住んだ佐瀬耕二郎さん35歳。林業の現場に足を踏み入れたばかりの初心者。大学で林業を学んだことがある佐瀬さん。自分のやりたい林業がここ、佐川町にあった。
今の林業の主流は、森林組合などが行う大規模林業。所有者から山の管理を任される組合は数千万円から億単位の金がかかる高性能の機械を導入することが多く、高コスト体質になるとの指摘もある。
一方、佐瀬さんが挑戦しているのは自伐型林業。地域の山を自分たちで管理するという基本に帰り、軽トラックや小型の作業車などを使う低コストで小規模な林業のこと。切った木は、山の上から下へ張ったワイヤーに滑車を滑らせて作業車で引っ張れば、引きずりながら運び出すことができ、危険も少ない。山の斜面を削ってつくる作業道も小型のパワーショベルが1台あればできてしまう。佐川町も含めた3つの町では、自伐型林業に携わる人が5年間で10倍に拡大。木材生産量は地元の森林組合の2倍に上ると言う。
今年度から佐川町は、自伐型林業を予算化した。低コストで身の丈に合った自伐型林業。大規模化以外にも、林業再生の道はあるよう。
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[コメント]
TBSのNEWS23で自伐型林業取材映像が放映されました。新聞はかなり多くなっていましたが、TVはテレビ東京に次いで2局目です。TBSも、もう少し取材を重ねて判断するという感じでしたが上層部の「WOOD JOB!」が話題になっている今、ということらしいです。
TVの本丸はやはりNHKでしょうか。それはともかく、かなり自伐型林業に興味を抱くマスコミが増え始めたことはいいことですね。(中嶋健造氏/自伐型林業推進協会理事長)
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by sase4917
| 2014-06-08 04:31